読み方
15巻有り大作だ、しかし肝要なところだけを取捨選択すればそんなに量は無い、読み始めると分かるがこのノベルは4つのパートに分かれている、
1つ目は本筋、アニメ版で描かれていた弁当争奪戦の話だ、結果から言うと私はこれだけをしか読んでいない、他のパートはすべて斜め読み、
弁当の見た目や味をディスクライブするアサウラさんの文章力はすごく、読んでいるとホッペが落ちそうになる、しかし食欲を刺激するだけで現物は味わえない、絵に描いた餅状態になる、食欲ポルノとも言える、よって欲求不満になるだけだ、これが始まったらスキップ、また食べ物に対するトリビア、ウンチクもてんこ盛りされている、これらはほとんど弁当奪取に成功した時にHP同好会の円卓で発生する、多くの場合佐藤洋の一人称のパートで始まる、これに入ったら「かっこ」で区分けされている「会話」だけを追って行こう、それでも筋は追える、
格闘シーンも同じ、戦いを文章化するのは誰がやっても無理、特にベン・トーはタイマンではなくバトルロアイヤルだし、百聞は一見にしかずで、また戦いに結局決着がつく事は読者も必然としている、よってこれも斜め読みしないと余計な時間を使うだけ、、、アサウラさん銃器について詳しいそうなので当然先輩作家の大藪春彦先生は読んでるはず、大藪作品では格闘シーンが頻繁に出てくるが長くは無い、すぐに勝敗がハッキリする、大先生はその事をよく理解していると思う、
後はセガのウンチクを佐藤洋にいろいろ語らせているが、wikiによるとアサウラさんはセガ信者の第一人者だと言うがこれも作者の自己満足にしかならないだろう、まあ私もインターネット老人会の一人だから部分的には面白く読んだが、この作品はラノベと言う事なので今の若い人たちにはちょっとキャッチアップ出来無い内容だと思う、なのでここらへんも読み飛ばし可、また男子高校生の熱い思いとか完全に脱線した部分も度々出現する、これも完全なふくらし粉なので読まなくても良い、面白くもないし、、、そうもう一度言う、全く面白くない、
ある巻のあとがきによると多くの巻で本来の文章はもっと長く毎回編集者に言われ半分とか1/3位は削っていたそうだ、いやいやまだまだ、
さて私の場合結局こう言う読み方に走った、しかいこれで困る事は無かった、

インフレーション理論
本来のシナリオだけ抜き取れば6巻くらいまでにまとまると思う、アニメ版はオルトロス編で終わっているが、あの後にHP同好会の過去に何が有ったのかを観ていき、最後のビッグイベントが魔道士と佐藤洋の対決と言うのが大まかなシナリオだ、これにアニメ等でよく有る平常運転回が加えられ、後は上で書いた様なふくらし粉パートによってインフレーションされている、
脱稿まで6年間かかっているが、11巻のあとがきによるとプロットは最初から持っていたと言う、
では何故こんなに長くなってしまったのだろうか?
おそらくこのラノベがすごいでランキングした事やアニメ化の影響で、以下省略、
アサウラさんには次回作を期待します、

トリビア
佐藤や魔女の通っている烏田高校だが、私立高でそれなりの学校だ、序列としては著莪が通っている丸富大学付属高校が少し上になっている、また登場人物たちはいつもゲーム等で遊んでいる様に描かれているが、学業成績は悪くはないと言う事が4巻か5巻に描かれている、主な登場人物は佐藤を含め全員上位、ちなみに学年第1位は烏田高校では白梅梅様、丸富高校ではあせびちゃん、
おカネ持ち人種も登場している、著莪はおカネ持ち、オルトロス姉妹もタワーマンションに住んでるし、あせびちゃんの親は病院経営、各巻背表紙には庶民派シリアスギャグと有るが、そうでもない、
佐藤洋の父親は自衛隊員、初期には機密情報を北に売っておカネを貰っているとか描かれているが、その手の逸話は登場しなくなった、ただのセガ愛好者としてしか表現されなくなる、
母親は永遠の14歳の少女を演じるネット民として描かれている、1日中パソコンに張り付いているそうだ、いずれもアニメ版には登場してはいない、と思う、

白粉花さんの弁当の捕り方
白粉さんは基本的には戦わない、その場の混乱を利用し、うまいこと弁当をかすめ取ると言う戦法を使う、4巻で登場したアフロヘアの毛玉も同じ、※8巻第3章より、
その後読み進んでいくと白粉花さんの独自テクニックが詳しく説明されるが、それが"未来を読んでいく"と言うモノ、しかしいくらフィクションと言えどもその他の狼たちのテクと比べてもこれはちょっと信憑性に欠けた、萎えた、なお白粉花も幽霊(ザ・ゴースト)と言う二つ名を貰っている、
ちなみに私の推しメンナンバーワンは白粉さん、理由はイラストが一番マトモだから、

アサウラさん年齢詐称疑惑
ベン・トー第1巻の巻末に24歳と紹介されているが、ホントだろうか?
セガのゲームに詳しく、6巻ではゲームギアについて語っているが、wikiによるとこの発売が1994年、年齢が正しいとするとまだ生まれる前だ、
物語を生み出す能力、妙に高い文章力、長いシナリオを指揮する構成力も相当なモノだ、
ホントに24歳が書いたのだろうか?

総評
よい、

イラストの柴乃櫂人さんもご苦労さま、